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落ちこぼれた元素獣 |
エフォメラ 「今、あなたが主演俳優って言ったけど。 …実はあの子が、本日の主役なのよ。 あの子は、翼人の召喚士に召喚された元素獣なの。 「サルヴィード」っていう種類の風の元素獣で、 主に荷物の運搬のために使役される存在なのよね。」 |
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エフォメラ 「あの子は召喚された直後、 自身の労働条件に不満を言ったせいで、 翼人から捨てられてしまったみたいなの。 普通のサルヴィードの知性は家畜並みしかないんだけど、 あの子は特殊な個体で、 高い知性をもって生まれた存在だったみたい。 でもその知性が、仇になってしまった。 銀の月の眷属が召喚獣に期待するものは、 黙って黙々と過酷な労働を行う、 脳筋の従者だからね…」 そういえば人語のようなものをしゃべっていたので、特異な個体であることは間違いないだろう。そして、なまじ知性があると自分の境遇にあれこれ不満を持つものだ。それは、奴隷が欲しい雇用者にとっては、役に立たない人材であることに間違いはない。 エフォメラ 「そして今のあの子は、 一人の「人」として活動してるんだけど… そもそも元素獣に人権なんてないからね。 結局、過酷な労働でしか雇ってもらえなくて、 やりたかった仕事は何もさせてもらえず、 もう人生を諦めてるみたい ―――で。 それを救うのがあなた! そうっ、あなたよ! …状況は理解できた?」 どうやら君は、世界を救う英雄の担当らしい。もっとも、夢の中での出来事なので、誰かに褒められるということもなさそうだが… エフォメラ 「あなたには、これをあげる。 あの子の笑顔を取り戻すのに必要だから、 大事にしてね。」 何やら赤い硬貨を10枚渡された。リアド大陸で使われているムーナ貨幣ではなく、真ん中には「^-^」の印だけが描かれている。…何かのお守りだろうか? |
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(ニコニコ・コインを10枚取得しました。冒険中および冒険後に必要となるので、どこかに記録しておいて下さい。) エフォメラ 「あの子の心に希望の光が灯れば、 北に存在する最後のボスを打ち倒し、 この夢から脱出できるわ! でも、そのためにまず、 ここから3方向に存在する、 あの子の心を救う必要があるの。 私個人のお勧めは、 西の鉱山から順に、南、東へと回るルートだけど。 どうする?」 |